地域総合研究所

地域総合研究所は、本学の教員及びそのネットワークがもつ「知」を、地域と共有していく、地域へと発信していく、本学学生の学びとリンクさせていく研究機関です。具体的には、公開講座「オープンアカデミー」を開催して、市民の皆様が生涯学習を深められる場を提供しております(知の共有)。また、本学教員による地域に関する分析の一端(「地域研究通信」)は、大学ホームページを通じてわかりやすく公開しております(知の発信)。そして、本学学生を対象とする「学生懸賞論文」では、学生からの応募論文を研究所に属する教員が中心となって審査し、優秀な論文は学長より表彰されます(知と学習のリンク)。
令和7年度 千葉経済大学 公開講座開催について
ご参加ご希望の方は下記の電話番号・メールアドレス・URL・QRコードいずれかにご連絡ください。
また、各回定員(70人)を設けておりますので早めの申込をお願いいたします。
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TEL 043-253-9115
FAX 043-253-9901
e-mail gakumu-15@cku.ac.jp
QRコード
URL お申込みはこちら!!
令和7年度 オープンアカデミープログラム概要
【概要】
1. 「千葉のラーメン、日本のラーメン、世界のラーメン-ラーメン研究の最前線-」 (千葉1経済大学短期大学部 こども学科 柏木 恭典 教授)
日本人の国民食だったラーメンは、今や”Ramen”となって世界中で愛される世界食になっています。地域で愛され、日本全土で愛され、そして世界各地で愛されているラーメンの魅力とはいったい何なのでしょうか。 25年以上、ほぼ365日ラーメンの食べ歩きをしながら、国内外のラーメン研究を続けてきた一研究者の目線で、これまでのラーメンとこれからのラーメンについて真面目に楽しく語りたいと思います。
2. 「江戸城と橋」 (千葉経済大学 経済学部非常勤講師 野中 和夫 氏)
江戸城の築城は、徳川家康が征夷大将軍に任じられた慶長8年(1603)から3代家光の寛永13年(1636)にかけて30有余年を経て惣構えが完成する。 堀はらせん状に巡り、戦略的かつ運河として重要な役割を果たす。堀には見附と呼称される見張所が設置され、大番所と張番所で終日、監視した。見附前方には見附内と外の空間とをつなぐ公儀の橋が架かる。その構造には、木橋と土橋の二種類があり、幕府の思惑が見え隠れする。両国橋の開架が遅れたことも触れる。
3. 「箱根駅伝を楽しもう!」 (中央学院大学 法学部教授・駅伝部監督 川崎 勇二 氏)
お正月の風物詩「箱根駅伝」。今や「国民的スポーツ大会」となり、視聴率は約30%!見方、楽しみ方は、個々それぞれにお持ちだと思います。 そんな「箱根駅伝」について、箱根駅伝常連校監督ならではの視点で、選手の心理やかけ引き、監督の声掛け、チーム事情など、テレビでは「見えない」ことを聞いて、来年の箱根駅伝を今まで以上に楽しんで欲しいと思います。
4. 「今日からできるあなたの防災 -安心・安全のために-」 (東京大学 大学院情報学環総合防災研究センター 客員教授 松尾 一郎 氏)
地球温暖化、線状降水帯、南海トラフ地震津波、南房総巨大地震など、身の回りで起こる可能性の高い自然災害を知って、どのように命を守るかを学び、備えを進めましょう。
7.「空中散歩で千葉市再発見:モノレールとその沿線の魅力紹介」 (千葉都市モノレール株式会社、千葉経済大学 粟沢 尚志 教授)
千葉都市モノレールは、2024年度の乗客数が開業以来初めて2千万人を超えました。 皆から愛されるモノレール、またその沿線にある市美術館、千葉公園、動物公園などがもつ新しい魅力について楽しくご紹介します。
6. 「物価と家計消費:データでみる平成と令和の消費動向」 (千葉経済大学大学院 藤生 裕 教授)
物価と家計消費は時代と共に変化していきます。家計の消費動向はその時代の生活の姿を映すものです。政府の公表する『家計調査』などのデータを参照しながら、平成から令和にかけての消費動向を見ていきます。
7. 「相続税法とは何か -世代間の財産の移転から考える-」 (千葉経済大学大学院 池上 健 客員教授)
相続税法は家族関係とは切っても切れない関係にあります。財産を子どもに残そうとする親と、それに目を光らせる国との緊張関係が相続税法を律しています。同時に、家族内の金銭のやり取りに首を突っ込む贈与税もあります。前半では、こうした相続税法が内包する問題をお話しします。 また、現在の相続税法は、いわゆる「標準家庭」を念頭に構成されています。しかし、現在はこうした家族は少数派で単独で暮らす方々も増えています。こうした方々に取り「世代間の財産の移転」とはどのような意味があるのでしょうか。回の後半では、そうした点を中心にお話しします。
― 地域研究通信 ―
令和5年度から、本学教員による地域(千葉県及び首都圏を中心とする)に関する研究活動成果を社会人に向けて発信しております