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佐久間学長が授業「建学の精神を学ぶ」で講義

知識だけではなく、倫理観も高めていく

 4月18日(火)に本学の佐久間勝彦学長が、教養科目の一つである「建学の精神を学ぶ」で講義をしました。

 本学の建学の精神「片手に論語 片手に算盤」は、近代日本経済の父と呼ばれる渋沢栄一の経営哲学が、千葉経済学園の創設者である佐久間惣治郎によって教育の世界へと受け継がれたものです。この授業は、これら二つの理念に含まれる普遍的な意味と成立の背景を理解することを目的としており、学内外の専門家がオムニバス方式で担当しています。

 佐久間学長による当日のテーマは「『論語と算盤』を野球に活かす人、教育に活かす人」でした。 本年3月に開催された「ワールド・ベースボール・クラシック」で日本チームを率いた栗山英樹監督が、渋沢栄一の名著『論語と算盤』を野球人としてきわめて大切にしていること、本学の校是である「良識と創意」にちなんだ「良識と常識との関係」、そして佐久間惣治郎の教育理念についてわかりやすく話しました。
 学生たちは、建学の精神に込められた現代的意義や歴史的背景についても熱心に耳を傾けていました。

学生の感想

講義を受けて、野球チームのマネジメントや選手たちの志にも『論語と算盤』が大きく影響することを知り、もっと深く『論語と算盤』を学びたいと思いました。学長先生が紹介してくださった参考文献も図書館で借りたいと思います。(1年生)

私は講義タイトルを聞いたとき、野球に論語と算盤を活かすことができるのかと思いました。しかし講義を聞く中で『論語と算盤』には組織を作る基礎も書かれており、それによって、野球にも応用できるという奥深さがあることを理解できました。(2年生)

佐久間惣治郎先生が農家の長男で農作業をしながら本を読み学問を続けたことや、先生の「一人も棄つべき者はない」という言葉からどれほど学問や教育に熱心であったかを知り、私自身の学びの姿勢も改めようと思いました。(3年生)

私は教職課程を取っており、学長先生が教壇に立ってくださり、その授業を直接受けられるときを待ちに待っていました。今回ようやくその機会を得られ、先生の教え方からも教材からも「教育の真髄」を学ぶことができました。(4年生)

創立90周年を迎えた千葉経済学園。「論語と算盤」の精神は脈々と息づいています。
この度、周年記念パンフレットを作成いたしました。
創立者の佐久間惣次郎が学園の目指す教育について思いを述べています。
6/17(土)第1回オープンキャンパスで配布いたします。ぜひ、ご覧ください。