千葉ジェッツとの連携授業「スポーツマネジメント」
6月1日にバスケットボール男子「Bリーグチャンピオンシップ」ファイナルの第3戦が行われ、千葉ジェッツが勝利して初優勝を果たしました。心よりおめでとうございます。
本学には、千葉ジェッツとコラボして実践的な知識を深める経営学科の専門科目「スポーツマネジメント」があります。本学園と千葉ジェッツは2020年1月にオフィシャルサプライヤー契約を締結しました。それ以降、連携した活動がさまざまな広がりを見せており、この授業もそこから生まれた新しい科目です。指導される清水洋生先生(短期大学部准教授)は、千葉ジェッツの強化アドバイザーも務めておられます。
この授業における本格的な連携プログラムは、4月24日の千葉ポートアリーナでの学外授業からスタートしました。当日の講師は事業本部長で取締役である佐藤博紀さんで、スポンサーシップ(サプライヤー)、物販・マーチャンダイジング、ファンクラブ、イベントプログラム、ボランティア、スタジアム演出、各スタッフの役割など、イベント興行についてわかりやすく詳説いただきました。また、関係者以外は立ち入りできない記者会見ブースやコートサイドなどにもご案内いただき、これは連携授業ならではの醍醐味でした。

ジェッツの地域振興キャラクター
「マスク・ド・オッチー」さんからの説明
ホームゲームの運営について学んだ後は、試合観戦(vs. 横浜ビー・コルセアーズ)、ハーフタイムショー、ブースタークラスイベントの見学を行いました。ほとんどの受講生が初のBリーグ観戦だったので、ショーアップされた会場の迫力に圧倒されていました。佐藤さんからのお話や試合観戦などで得た学びは、ワークシートにアウトプットします。ワークシートは、次回授業で実施するグループ討議、授業終盤で実施するプレゼンで活用する大切なネタとなります。
そして5月11日からは、千葉ジェッツスタッフをゲスト講師に招いた教室授業がスタートしました。第1回の講師は、ポートアリーナでの学外授業でお世話になった佐藤博紀さんでした。佐藤さんは千葉ジェッツのレジェンドと呼ばれ、ご自身が選手だったときから、引退、ヘッドコーチ、フロントスタッフ、経営陣へとキャリアシフトしていく中で、千葉ジェッツをどのように進化させてきたのか。ブースター(=熱心なファンの方々)、社会貢献、選手教育、チームビルディング…さまざまな観点からお話いただきました。受講生たちは常に前のめりで話を聞き、講義から質疑応答まであっという間の90分でした。
それ以降もスポーツビジネスの最前線に立つ各事業部から精鋭が講師として登壇されており、学外授業で学んだ内容がジェッツスタッフによる教室授業によって補充され、深化する……。そのように、この授業では、本学園と千葉ジェッツの連携をフルに活かして、実践的で最新のスポーツマネジメント・スポーツビジネスの知識を真剣に学んでいます。
授業日 | ゲスト講師 | 授業の概要 |
5月11日 | 佐藤博紀氏 | 千葉ジェッツのビジネスモデル:総論 |
5月18日 | 高野文彬氏 | パートナーシップサービス、営業について |
5月25日 | 大木孝雅氏 | マーチャンダイジングについて |
6月1日 | 田代将也氏 | アカデミーの運営について |
6月8日 | 三浦一也氏 | マーケティング、広報PRについて |
6月15日 | 石井理恵氏 | 興行、ホームゲーム運営について |