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日本経済の活性化と「市場の高質化」(2014.6.16)

連載企画 藤生教授による経済学教室(最終回)

 経済学の最も重要な考え方のひとつに「市場」があります。市場は人材、資金、製品を必要なところに必要なだけ届ける仕組みを提供してくれます。ある経済の中で、市場の機能が良いかどうかで、人材、資金、製品の流れが決まるので、起業が増えるかどうかに影響します。言い換えれば、市場の機能が良いかどうかで、経済が活性化するかどうかが決まるといえます。

 日本経済を活性化するには市場の機能を良くすることが必要です。市場の機能が良いかどうかは「市場の質」が高いがどうかで判断できます。市場の質が高い場合、経済の中で人材、資金、製品の流れが良くなり、起業が数多く成功することで、経済がより活性化します。市場の質が低いと、同様のことは期待できませんから、経済が停滞してしまう可能性があります。したがって、日本経済をより活性化させるためには、市場の質を高くする、つまり、市場の高質化が必要です。かつて構造改革という言葉が流行りましたが、現在において最も重要な構造改革とは「市場の高質化」にむけての改革といえるでしょう。

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 市場の質経済学の研究は、京都大学経済研究所・矢野誠教授を中心に推し進められてきています。平成24年度から平成25年度にかけて、京都大学経済研究所の助成を得て、京都大学・神戸大学・千葉経済大学の研究者による共同研究プロジェクト「市場の質の経済学アプローチによる災害復興のための理論的及び実証的研究」がおこなわれました。千葉経済大学からも3人の研究者が参加しました。私は市場の高質化を支える人々の価値観について研究を進めてきました。詳しくはまた別の機会にご紹介したいと思います。


バックナンバー:第1回:起業は経済を活性化する(➣こちらから
        第2回:起業は経済を活性化する(➣こちらから

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