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地域総合研究所

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地域総合研究所のご案内

地域総合研究所は千葉県および首都圏地域にかかわる諸問題について調査研究を行い、千葉県における産・官・学連携の一翼を担って、学術の振興や地域の活性化を目指すとともに、生涯学習プログラムの提供を通して地域社会の発展に寄与することを目指しています。

千葉経済大学地域経済博物館のご案内

主な活動

1.千葉経済大学オープンアカデミーの実施
オープンアカデミーは単なる教養的な講座にとどまることなく、現代の問題をダイレクトにそしてラディカルな視点で解決してゆくことを目指しています。

起業塾「千葉経済学園 大高交流 ビジネスゲーム」を開催

「論語と算盤」と起業家精神:ビジネスゲームの意義

 本学の建学の精神「片手に論語、片手に算盤」が依拠する渋沢栄一翁は、その生涯で500を超える企業の設立に関与。彼は「私はどんな事業を起こすにあたっても、またどんな事業に関係するときでも、利益本位に考えない」「まず道義上から起こすべき事業であるか、盛んにすべき事業であるかどうかを考え、損得は二の次に考える」と述べています。経営コンサルタントの小宮一慶氏は著書『ビジネス「論語」活用法』の中で、渋沢翁の経営哲学の大切さは、現代のビジネスにおいてもまったく変わりないと、その歴史的永続性を高く評価しています。
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 事業を起こす=「起業」あるいは健全な「起業家精神(アントレプレナーシップ)」を若い人たちが生み出すような教育は、本学園にとって大切な意味を持ちます。そのような教育上の意義を踏まえ、地域総合研究所では2013年度より起業塾というプログラムをスタートさせました。本年度は「将来は自分の会社を持ちたい」という起業志望の本学学生と、課題研究の一環として模擬株式会社の経営を学んでいる本学園の附属高校商業科の生徒(3年生)がいっしょに集まり、ビジネスゲームを7月19日(土)に実施しました。
学園の大学生と高校生がいっしょに経営スキルを学ぶ

 当日は8時30分に大学の教室に集合。第一部のミニ講演会(8時45分~9時30分)では、講師の一人である板(いた)庇(びさし)明(あける)さん((株)ビジョナリーエクスプレス代表取締役)がご自身の中学生時代の起業体験をお話くださいました。家族旅行で行った海外である商品を発見。すぐに業者と交渉して、輸入に成功。それを日本で販売して利益を得たというエピソードに全員が興味津々でした。
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 第二部(9時30分~17時30分)では、ビジネスゲームに取り組みました。3~5名で1社を構成して、最終的な累計経常利益がトップになるよう4社間 で競いました。第1期は価格のみ、第2期は価格と生産量、第3期・第4期はさらにむずかしくなりそれらに加えて品質管理費と広告宣伝費の決定という経営判 断にチャレンジ。最初の第1期ではキャッシュフローや損益計算などの数値計算に若干手間取りましたが、講師の朝尾直太さん((株)オープンパワー代表取締 役)がていねいに説明してくださり、全員がすぐに計算方法に慣れ、「生産台数を何台に決める」「前期の売れ残りの在庫が多いから、今期はまずこれを減ら す」「高級感をウリにするから広告宣伝費を増やす」など、活発な議論をして合意を得てから経営判断へと導いていました。

ビジネスゲーム

ビジネスゲーム

 ちょうど当日はオープンキャンパスが開催されていたので、ビジネスゲーム参加者はオープンキャンパス参加者といっしょに学食(エステリア)で無料ランチ を楽しみました。その1時間の昼休みと途中の短い休み時間以外は、ずっと電卓をたたいて計算をしたり、経営判断の話し合いをしたりとハードな9時間でした が、だれ一人退屈することなく、全員が真剣に楽しくビジネスゲームに取り組んでいました。

 順位が出たあと、全員が感想を発表。みなさんが「楽しかった」「ためになった」「もっとやりたかった」など充実したプログラムと高評価。そして、多くの参加者のみなさんが「チームのみんなで話し合い、みんなで決めることの大切さを実感した」との感想でした。組織にとって不可欠なのは、コミュニケーションの大切さを全員が認識することです。それに自分たち自身で気づいてくれたことも、大変大きな収穫でした。
2.千葉経済大学学生懸賞論文
学生より投稿された論文を厳正に審査し、そのうち優秀な作品については最優秀賞、優秀賞、佳作の各賞を授与し、その概要を本HP上、および大学新聞に掲載しています。
【応募状況及び審査結果】
平成27年度の千葉経済大学学生懸賞論文の応募者及びその審査結果は以下の通りです。
 
最優秀賞
・田中 英輝(経営学科)
「環境保全NPO法人の現状と課題」
 
優秀賞
・宍倉 啓太(経済学科)
「地域通貨とまちづくり-ゆりのき商店街と地域通貨ピーナッツに関する経済学的考察-」

・仲澤 光希(経済学科)
「「いい子」が抱える問題―親子関係に着目して―」

・伊藤 暢逸(経営学科)
「ブラックアルバイトに潜む現代的問題」

・髙橋 亜友香(経営学科)
「女性の人間関係の特徴―「選ばれる性」が抱える問題―」
 
佳作
・善場 雄大(経済学科)
「家計調査から見たシニア世代の食生活の実態」

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最優秀賞 田中 英輝(経営学科)
「環境保全NPO法人の現状と課題」 【講 評】

 (1)形式について
目次・本文・結果について整然とまとめてある。内容も明確かつ簡潔な表現で、文章的に問題ない(推敲もなされている)。参考文献は十分な数があり、資料引用・分析方法ともに適切である。誤字・脱字などもない。したがって、募集要項に書かれた形式に関する5つのポイントすべてを満たしている。
 (2)内容について
本論文は、筆者が友人とともに有害鳥獣対策のためのNPO法人を立ち上げた過程において、その設立の参考にするため、同様の目的をもつ他のNPO法人の事業内容や経営戦略を調べた研究成果である。第2章では、有害鳥獣対策の現状を論じている。筆者は実際に千葉県鋸南町へヒアリングに赴いており、その考察はきわめて説得力が高い。第3章では、日本の環境保全活動の動向を3つのNPO法人をケーススタディとして取り上げ論じている。第4章では、NPO法人の会計基準の概要を論じている。そこでの記述はいわゆるコピペではなく、すべて筆者自身が理解しており(筆者は会計学のゼミに所属している)学部生として十分な水準のサーベイとなっている。第5章では、岐阜県で里山保全のために活動しているNPO法人「メタセコイアの森の仲間たち」の財務分析を展開している。明らかにここでも、ゼミにおける学修の成果が反映され、現実問題への解答を筆者が見事に導き出している。第6章の結論は、他章とくらべると記述の分量がやや少ないが、筆者が本論文から導いた結論と今後の課題(=現実応用への含意)はクリアに述べられており、論文全体の価値を損なうものではない。以上から「最優秀賞」にふさわしい論文であると考える。
優秀賞 宍倉 啓太(経済学科)
「地域通貨とまちづくり-ゆりのき商店街と地域通貨ピーナッツに関する経済学的考察-」 【講 評】

本論文は、地域通貨とその成功事例である西千葉の地域通貨ピーナッツについて経済学的な考察を試みたものである。
(1)形式について
論文題目は論文全体の内容を適切に表している。章によって分量にバラつきがあるが、それは論文全体の価値を損なうものではない。文中における引用文献の表記方法については、文末脚注を利用するなど改善の余地がある。
(2)内容について
地域通貨の成功事例について執筆者自ら複数のキーパーソンに対しインタビュー調査を行い、実証的に明らかにしようとした点は評価に値する。先行研究の参照に偏りが見られるがその読み方に誤りはない。執筆者も自ら指摘しているとおり本論文の限界は少数の成功事例に基づき議論が展開されているところにある。また、キーパーソンの行動内容に注目すれば経営学的な分析を行うなど(例えば「プロデューサー」や「ネットワークリーダーシップ」の議論を参照するなど)発展の余地も残されている。
インタビュー調査手法の明示やパラグラフ冒頭の1字下げ、若干の誤字・脱字等、修正の余地はあるが評価に値する論文と思われる。以上から「優秀賞」にふさわしい論文であると考える。
優秀賞 仲澤 光希(経済学科)
「「いい子」が抱える問題―親子関係に着目して―」 【講 評】

本論文は、「いい子」の教育的意味について、事例を中心に調べた結果を分析したものである。
(1)形式について
目次・本文・結果については整然とまとめてある。内容も明確かつ簡潔な表現で、文章的に問題ない。参考文献は5件であるが、資料引用・分析方法ともに適切であると考える。誤字・脱字などもない。しかし、引用部分がそのまま本文の中に取り入れられ、どこが筆者のオリジナルかがわかりづらい点が残念である。
(2)内容について
論理展開も優れており、「いい子」になること、の心理学的解釈も興味深いについて、すなわち、「いい子」になることで感情表現ができない人間になってしまうプロセスが解りやすく述べられている。以上から「優秀賞」にふさわしい論文であると考える。
優秀賞 伊藤 暢逸(経営学科)
「ブラックアルバイトに潜む現代的問題」 【講 評】

本論文は、自分自身が体験したブラックアルバイトの実態を紹介し、現代社会においてそれが深刻な問題となっていること、そしてそれが生み出される社会経済的背景を考察した論文である。
 (1)形式について
目次・本文・結論は整然とまとめられている。評価ポイントである明確な表現や文章、参考文献の引用の適切さ、脚注の付け方、分析対象とする部分の妥当性、誤字・脱字等のチェック、十分な推敲など適切になされている。
 (2)内容について
 まず、筆者自身が体験したブラックアルバイトの実態が述べられている。特にそこでは、それを辞めたいと思いながらも、金銭的な理由のみならず、人間関係がもたらす心理的要因もあって容易に辞められない実情(つまり複合的要因)が冷静に分析されている。つぎに、わが国においてブラックアルバイトが一般化しつつある原因の一つとして、奨学金制度の不備があると指摘する。最後に、ブラックアルバイトが日本経済や日本企業(特に企業経営)へもたらす問題を、経営学者である太田肇教授の著作を使いって論じている。
 以上のようにその論理構成は大変しっかりとしたものである。ただし、参考文献の少なさが残念である。当然であるが、論文においてサーベイは大切である。サーベイは、審査ポイントの一つである⑥「提出論文の当該分野における新たな学問的貢献やオリジナリティがあるか」を満たすために必要である。以上から「優秀賞」にふさわしい論文であると考える。最優秀賞まであと半歩といえる高く評価できる内容である。
優秀賞 髙橋 亜友香(経営学科)
「女性の人間関係の特徴―「選ばれる性」が抱える問題―」 【講 評】

本論文は、精神科医である水島広子氏の著書を中心的な参考文献として、ジェンダー論から女性のエンパワーメント化を考察した論文である。
 (1)形式について
目次・本文・結論は整然とまとめられている。評価ポイントである明確な表現や文章、参考文献の引用の適切さ、分析対象とする部分の妥当性、誤字・脱字等のチェック、十分な推敲など適切になされている。さらに、読者をひきつけるような高い文章力もある。
 (2)内容について
 まず水島氏の文献を使って、筆者自身が友人関係で感じた女性の人間関係を冷静に分析している。つぎに、カウンセラーである無藤清子氏の著書を参考文献として、女性の特徴をジェンダー論からアプローチしている。それらの分析はきわめて冷静で論理的であり、高く評価できるものである。
ただし、最終章で論じた女性のエンパワーメント化に関する参考文献が引き続き水島氏の著書であり、その意味においてサーベイが若干不足している点が残念であった。以上から「優秀賞」にふさわしい論文であると考える。最優秀賞にきわめて近い水準の論文である。
佳作 善場 雄大(経済学科)
「家計調査から見たシニア世代の食生活の実態」 【講 評】

本論文は、シニア世代のエンゲル係数が高い理由を、2014年度「家計調査」における世帯主の年齢階級別データの食料費目の支出と価格を用いてアプローチしたものである。
 (1)形式について
全体として大きな問題はない。ただし、章によって分量にバラつきがある。特に、結論を述べる最終章は文字数が絶対的にかなり少ない。世帯主年齢階級別の食料各費目の購入数量と購入金額を示すデータは、読者にとって読みづらい。記述に工夫が必要と思われる。
 (2)内容について
 「家計調査」を用いて、シニア世代の消費行動を統計的に明らかにしようとするアプローチは意欲的である。ただし、「家計調査で見るシニア世代は、高価格、高品質の食料を購入して、豊かな食生活を送っている」との結論は説得力を持つものの、なぜ高価格・高品質を求めるのか?まで考察が及んでいない。家計調査とマーケティングの関係を論じる著作を参考文献としているので、その点への論及があればさらによい議論となったであろう。
3.地域との協働と共創

シニア世代の向学心と生涯学習を応援しています

 生涯学習の重要性が高まるなか、本学と連携して15年間も続いている社会人の方々による勉強会があります。本学の教室を使って1999年から月1回のペースで勉強会を開催されており、通算回数は150回を超えます。現在のメンバーは13名。一般企業や地方自治体にご勤務の方(ご勤務だった方)、本学の事務局勤務だった方、本学の学部や大学院を卒業された方々など、年齢や性別を問わず、多忙にもかかわらず学ぶことへの高いモチベーションと志を持ったみなさんです。勉強会をスタートさせたきっかけは、本学で毎年開催している公開講座の受講でした。「受講するだけでなく、自分たちも自主的に勉強会を開いて学ぼう」との意識から始められました。

 勉強会は、伝統的な大学のゼミ形式で進められています。報告者が研究テーマ(たとえば、仕事で得た知識やご自身の考察)を事前に準備したレジュメやパワーポイントを使って発表され、その後、活発な質疑応答や議論へと進んでいきます。最近の報告テーマとしては「労働者派遣法」「電気事業法とエネルギー需給」「グローバル化と農業」などがあり、本学の教員が報告者を務めることもあります。本学では地域総合研究所が中心となり、現役とシニアの両世代に喜んでいただける生涯学習の場を広げてまいります。なお、さらに専門的に学びたい場合には、社会人選抜やシニア選抜の試験を経て大学院での教育へと進むことが可能です。

社会人塾

〒263-0021 千葉市稲毛区轟町3-59-5
電話番号
043-253-9111(大代表)
043-253-5524(入試広報センター)

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